Home /
ニュース
/
オアフ島ガイド - 360度パノラマビュー!ダイヤモンドヘッド
オアフ島ガイド - 360度パノラマビュー!ダイヤモンドヘッド
2021年 06月 20日
ハワイの景色というと、必ずと言っていいほど思い浮かべる、ワイキキビーチとその向こうにそびえるダイヤモンドヘッド。ハワイを語るにあたってなくてはならない、象徴的な存在です。
ダイヤモンドヘッドとは
ワイキキから東へ車で10分ほどのところにあるハワイの代表的観光名所。上空から見ると大きなクレーターになっているのが特徴的です。標高232メートルの山頂から一望できる景色はとてもすばらしく、登山道も緩やかなので人気のハイキングコースになっています。1968年に国の自然記念物に指定されました。大地のエネルギー溢れるパワースポットでもあります。
ダイヤモンドヘッドの歴史
ダイヤモンドヘッドの成り立ち
火山活動によって大地が創造されたハワイ諸島。このオアフ島は約300~400万年前に起こった噴火で誕生しました。ダイヤモンドヘッドはその数百年後、約15~30万年前の噴火でできたと言われています。海岸の近くで噴火が起こり、海面に流れ出したマグマと海水が接触して爆発を起こしました。その激しさはすさまじく、山頂部分が吹き飛ばされて現在のようなクレーターになりました。ダイヤモンドヘッドは、既に死火山となっていますが実は火山なのです。
軍事施設として利用
20世紀に入ると、海や街を一望できるダイヤモンドヘッドは沿岸の防衛に最適とされ、1900年代初頭に政府に買い上げられると、1900年代半ばまで大砲の砲台などが置かれるなど、米軍の軍事監視基地の一つとなっていました。結局1度も使われることなく現在に至りましたが、ダイヤモンドヘッドのトレッキングルートは、この時に作られた資材運搬のための登山道を利用したものです。山頂あたりには、ホノルルの防衛拠点としてフォート・ルーガーと呼ばれるトーチカ(見張り台)もあります。
名前の由来
元来ハワイの先住民たちは、ダイヤモンドヘッドのことをハワイ語で「レアヒ」(Lēʻahi)と呼んでいました。これはペレの妹、ヒイアカが海に付きだした山頂の形がマグロのエラのようだ、と表現したことから、「マグロ(ʻahi)の額(lae)」という意味のハワイ語、「レアヒ」(Lēʻahi)と名付けられたと言われています。ハワイ語の「レアヒ」に対し、「ダイヤモンドヘッド」は英語。18世紀後半にキャプテンクックがハワイを発見してからは、イギリス人が何度も訪れるようになりました。そしてイギリスの水夫たちがこのダイヤモンドヘッドに登った際、火口壁に埋まっている方解石(カルサイト)をダイヤモンドと勘違いしたことから、「ダイヤモンドヘッド」と名付けられたといわれています。その他にも、キラキラと輝く山を見てそこにダイヤモンドがあるに違いないと思いその名前を付けた、とか夕日に照らされた山頂がダイヤモンドかのようなキラキラした光を放っていたことに由来する、という説もあります。また、ダイヤモンドヘッドをハワイ語読みした「カイマナヒラ」と呼ばれることもあります。近代ハワイ音楽の父と評されるチャールズ・キングが発表した、「カイマナヒラ」というダイヤモンドヘッドを歌った曲も有名で、ハワイに行くと一度は耳にするであろう曲です。
トレッキング体験
ぜひトレッキングに挑戦してみてください。頂上から臨む360度のパノラマビューは必見です。ワイキキビーチ、立ち並ぶホテル群、広々とした緑のカピオラニパーク、ワイキキだけではなくオアフ島東部のハワイカイまで臨むことができます。頂上からの景色は本当に素晴らしく、いつまでも眺めていたいほど。空気の澄んでいる日には、美しい青い海の向こうにラナイ島やマウイ島ハレアカラ山までが見えることがあります。トレッキングコースは約1.3キロメートル。所要時間は片道30~40分程度です。登山道は整備されているので、お子様から年配の方まで気軽に楽しめるトレッキングルートです。山頂付近には急な階段もありますが、迂回ルートもあります。
山頂でご来光
ダイヤモンドヘッドの山頂からご来光を拝める早朝トレッキングでは、通常のトレッキングとは違った神々しい景色を堪能できます。山頂から日の出を見ることができるのは冬季限定。ゲートオープンが6時なので、日の出が早い春から秋は、開門と同時に登り始めても日の出に間に合いません。早朝の山頂付近はとても混雑しますが、美しく空と大地を照らすご来光を拝むと本当に心が浄化されます。
ハワイに来たら必ず登る、というリピーターの旅行者の方も多いダイヤモンドヘッド。エネルギーチャージとともに美しい景色で癒されに行ってみてはいかがでしょう。
>> ニュース一覧へ